沈む,成功体験
新年金制度:政府・民主党、批判に耐えきれず試算公表へ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120207k0000m010083000c.html
今回は毎日から.
相変わらず迷走を続けている感じです.
普通,相手を説得するときに数字とか出すものじゃないのか?
私は政治の世界はよくわからないからどうともいえないが.
さて,それはともかく,今回はこのニュースから何かほざいてみるとする.
私たち人間は色々なものに酔う.
美貌,頭の良さ,酒,勝利という経験等々
個人的に酔ってくれるなら勝手にどうぞというものである(ただし,それを表に出されるととんでもなく迷惑ですが.)
成功体験というものは深く残り続ける.
今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫.
そういうことは言えない世の中になった.
これは外を見ずに,「日本は特殊だから」(ある意味あなたとは違うんです的な)意識があったためだと
私は思っている.
最近,お年寄りの方から説教を受けた.
やれ若者はチャレンジする意欲がないだの目上の者を尊敬する姿勢がなってないだの好き勝手なお言葉をいただいた.
正直,その方の今までの人生がその人が言っている体験談と一致しているかどうかの検証を
したかったくらい胡散臭く感じてしまったがそれはおいておく.
ちょうどその時の成功体験から比較し,現在の若者に不満を抱いているのだろう.
私たちは二匹目のどじょうがいないことを口では言っておきながら,意識の奥底ではもしかしたらでかいどじょうがいるかもしれない
と願ってしまっている.
年金制度もその1つではないだろうか.
今までそれなりに動いてきたという成功体験を
引きづり,まだいけると言いながら沈んでいこうとしている.
確かに,金勘定だけで国も企業も動かない.そこにはビジョンがあり,行動がなければ何事も動かない.
しかし,崩れつつある成功体験にしがみつき続けるのもいかがなものだろうか.