004:YOU JUST DON'T UNDERSTAND -Women and Men in Conversation-(作者: 赤野一郎,内田聖二,Deborah Tannen,デボラタネン)
すれ違う女と男1 -You Just Don't Understand I
- 作者: 赤野一郎,内田聖二,Deborah Tannen,デボラタネン
- 出版社/メーカー: 英宝社
- 発売日: 1996/02
- メディア: 単行本
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大学で使用していたテキストをもう一度読み直してみてその感想を書くという引き出しの少なさ.
今回紹介している本は実際の本の一部を持ってきているという形になってます.
この本では男と女の会話の違いについて色々と書かれています.
実際に話し方を調査したといっても外国人だから日本人と完全にイコールではないと思う人もいるかもしれないが,この本を読むと,「国や文化が違っても変わらないものだな」と思うはず.
男は基本的に上下関係をつけるために話をして,女はおしゃべりを楽しむために会話するということが書かれていました.
成程,確かに何かと上下関係を意識して話している男の人はよく見かけるし,女のほうは井戸端会議などの例でわかるように,「何を話したいんだ?」というような話を平気で長時間続けていたりする.
それではなぜ男と女でその話し方の違いが生まれるのだろうか?
そこらへんについてもこの本は書いてある.(と思う.流し読みに近い+英語が苦手なので勘弁してほしい.)
そこで自分自身の考えをここでは書かせてもらおうと思う.ということで以降はそのようなことには興味がない人は戻るを推奨
結論を言ってしまうと男と女の話し方が違うのは基本的に環境に依存すると思われる.
正しく言うと,男だろうが女だろうが環境によって男的な話し方にもなるし,女的な話し方にもなるということである.
男性は会社などで働く時間が主となる.そうなると会社では上下関係が存在している.そのしゃべり方を家庭まで持ち込む.一方,女性は専業主婦である場合は基本的に会話で上下関係を用いる必要がない.ここで衝突が起こる.
子供がどちらに傾くかはこの状態では基本的にわからない.仮に,母親が男的な話し方をしている場合であれば,衝突は起こらないわけだから男的な話し方に向かいやすくなるかもしれない.両親だけであれば話は単純かもしれないが,言葉,そして子供の認識がある(馬鹿な話かもしれないが,男の子だから無意識的に父親の話し方を体得するという形)ので確かなことはいえない.
何はともあれ,少なくとも子供の前ではもう少しましな話し方をしてもらいたいものだなぁと図書館に行ったときに「それ,公共の場でふさわしい話し方か?」というような話し方をしていた子を連れた母親を見たのを思い出すのであった.