大人は本当にいるのか?

今週のお題「20歳」

もうすでに終了したお題だけど気になったので書いてみることに.

20歳をなぜ大人とするのだろう.

法律などのルールを設定しなければならないものであればまだわかる.

だが私たちは20歳という境界線を越えた瞬間に大人という妙な認識を持っている.

しかし,その割には,私たちは大人というものに対して不明確な像しか抱いていない.

不明確な像であることが悪いことではない.

人それぞれにおいて「好きな人」や「尊敬できる人」の定義が異なるように,

「大人」に対しても個別の差異があっても良いとは思う.

責任感がある人,仕事を淡々と遂行する人,周りとうまくコミュニケーションをとれる人,他人に迷惑を掛けない人……

大概の人においては複数の要素が重なり合って「大人」が形成される.

しかし,その「大人」は果たして存在するのだろうか?

空想上の「誰か」を抱き,自分はそれを放棄していないだろうか?

その姿を見た線を越えていない人たちは線を越えている私たちをどう評価するだろうか?

「大人」というものに対しての憧れとその差異は同じような「大人」になれない人を生み,その「大人」になれない人から「大人の定義」すら失った人が生まれるのではないかと妙な危惧をしてしまう.

つまりは,飲みにケーションとかいって相手を酒の席でしか判断できないような人は少なくとも私の中では「大人」ではないということである

以上,ただの多人数で飲む酒が嫌いな阿呆の戯言.