本質を見忘れる情の国(2012/2/3日経から)
ソフトバンクとは別モデル ドコモと組むディズニーの思惑
日経の記事から.
構図としてはソフトバンクが愛想つかされた形のように見える.
ソフトバンクはここ最近,契約者数純増率No.1を言っていた(はず)
一度私も近くのソフトバンクショップに冷やかしながら(失礼)行ったのだが
これは危険だなと当時は思っていた(その時はまだiphone4sをauが取りそろえる前のことでiphoneはソフトバンクのみでしか買えなかった.海外から持ってくるというパターンを除いて.)
当然のことながらapple社は商売をやっている.慈善事業ではない.
他に魅力のあるプラットフォームの売り場があればそちらにも手を出す.
特に,ソフトバンクの電波状況はいまだによくないことからauやdocomo(docomoは機能面での折衝が折り合わなくてiphoneを断念していたはず.うろ覚え.)が手を挙げれば乗り換えるとまで行かなくともそちらの方に提供するのは目に見えている.
そうなるとiphoneというパイのゼロサムゲームが本格化する.
ソフトバンクは安い料金プランを打ち出し,CMはばんばんiphone関連の料金プランに関するものを打ち,
ディズニーとのコラボレーションなどどこ吹く風でゼロサムゲームを戦ってきた.
私はソフトバンクが本質を見忘れて暴走をしているように見える.
appleだけ見ていて,手を出したディズニーとの関係は悪化したのかもしれない.
会社として差異をつける方法は様々だ.そのためには差異をつけるための本質を考える必要がある.
キャリアにおいてはつながりやすさ,ラインナップの独自性,サービス,話題性の4つがあると思われる.
ソフトバンクは今までラインナップの独自性,話題性だけで攻めてきた.
しかし,appleに変な情を入れ込み,「appleは私たちの味方だ」と変な想像をしているように思える.
その夢想し,本質を見失って暴走する姿に本元の夢の国は付き合いきれなくなったのではないか.
と,勝手に孫とミッキーの対立構造という何ともシュールな構図を思いながら
スマートフォンの電池がちょうど切れて急いで充電し始める阿呆であった.
これから外に出る用事があるのに……(知るか)