002:成功術 時間の戦略(著:鎌田 浩樹/文藝春秋)

成功術 時間の戦略 (文春新書 (443))

成功術 時間の戦略 (文春新書 (443))

またしても結構前の本から読書記録を.

新しいものが読めていないのは問題だと思うけど…….

バイト代は就職活動資金および試験代金にしようと決めているので

なかなか買えなかったりします(買っていたら際限なしなので……)


内容としては時間戦略の本というよりクリエイティブな仕事をするためにはどうすればいいのか?というライフプランの本のように感じた.

作者の人生と本の引用が多く,非常に読みやすい(行間やフォントも大きい)


非常に有能な人と出会うと非常にうれしくなり,いろいろと質問を投げかけることがよくある.

それは,自分自身が相手の思考,知識等をトレースしたいと思うためだ.

そして私が尊敬する人たちは共通点がある.

それは今を楽しみ,自分のやりたいことをやって生きているということある.

念のため言っておくと好き勝手生きているというわけではない.

生きていくうえで妥協しなければならない点は非常に多い.

収入,結婚相手,職場,人間関係,……

自分が選べる範囲(といってもその範囲は努力によって開拓される)で好きなことをやって生きている.

それは,幸運の結果とも言えるし,類まれなる努力の結果といってもいい.

しかし,そのどちらも2つの要素から成立していることは間違いない.

それは意識と行動である.

意識をしていないものには何も訪れない.(本の中には無意識を利用せよと書いてあるがそれは最初の意識がない限り利用されることはない.)

行動がなければ何の結果も出てこない.机上の空論,絵に描いた餅,ワナビ,まぁ言い方としてはいろいろあるが意識だけがあっても意味がない.

必ずしもそれが報われるとは思わない.人生とは非情なものだ.

成功は必ずではない.しかし,意思のある行動を起こさなければ成功の確率さえなくなる.

それをこの本を読んで再認識した.